経済的に困難な状況にあるご家庭へのおすそわけ「おてらおやつクラブ」とは?

おてらおやつクラブ

「こどもの貧困とは」
日本国内において約280万人、7人に1人のこどもが貧困状態にあります(平成28年 厚生労働省 国民生活基礎調査)。ひとり親世帯にいたっては、2人に1人の子どもが経済的に苦しい暮らしを送っています。日本における子どもの貧困は「相対的貧困」のことを指し、生活するのに最低限必要なお金がない「絶対的貧困」とは異なりますが、国の平均水準よりもずっと低い収入で生活せざるを得ず、地域や社会から孤立し、さまざまな面で不利な状況に置かれてしまう傾向にあります。

 

「おてらおやつクラブとは」
「おてらおやつクラブ」は、全国のお寺と支援団体、檀家や信徒、地域の人々が協力し、子どもの貧困問題の解決を目指し、お寺にお供えされるさまざまな「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもをサポートする支援団体の協力の下、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」する活動です。活動趣旨に賛同する全国のお寺が独自に地域活動として子どもやひとり親家庭などに食糧支援を行ったり、各地域の支援団体を通してお菓子や果物、食品や日用品をお届けしています。


2014年に奈良のお寺から始まり、2017年にNPO法人化。2018年にはグッドデザイン大賞も受賞し、注目を集める全国的に取り組みとなっています。賛同寺院は1,250以上、登録団体は450以上、おやつを受け取る子どもは月間のべ1万人以上になっています。善西寺も2016年より参加し、このコンセプトを元に「おてらこども食堂」「てらこや勉強会」「子育てフードパントリー」など、門信徒、地域住民、行政など多くの方々の支援を得ながら、「こどもの貧困」支援を生活者目線で取り組んでいます。
「おてらこども食堂(毎月第4水曜日)」「てらこや勉強会(毎週金曜日)」は7年目、「子育てフードパントリー}はコロナ禍に始まり月1回で3年43回を数えます。

ごえんさん

ごえんさん

走井山善西寺第十五世住職。生命科学の研究者が尊いご仏縁により僧侶に転身。

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