住職です。
以前、書籍の取材を受けたアーティストさんから「お休みの日の風景を撮影させてください」とのお申し出がありました。
趣旨はこんな感じ・・・
【様々な人の何気ない普通を記録するプロジェクト「Days Off -休日風景-」】
誰かの「普通の日」は他の誰かを感動させたり奮い立たせたり、またはゆるりとした気持ちにさせたりするのではないかという実験的な気持ちのもと動画を収集しているというプロジェクト。そして特に人が生活している中で一番素顔に戻る休日にスポットライトを当て、地球上の誰かの普通の休日風景を毎週日曜日にお届けしています。
そこで私ははたと考えました。
住職の「おやすみの日」って?
前職を辞し、法務に専念してちょうど20年
「おやすみの日」という感覚、なぜか忘れていました。
考えあぐねて、お晨朝(おじんじょう)のお勤めを撮影していただきました。
【彼女の感想】
お寺の休みを撮影したいとお願いしたのですが、お休みの日でも休むことなく朝のお勤めはされているとのことでその様子を撮影させていただきました。毎日一定のことを行うことで自分の体調や心の揺れ動きを特定できるのはお寺の勤行だけではなく他のルーティンにも言えること。念仏が響く中、自分の礎となるものを確認しつつ撮影していました。あなたはこのお休みをどう思いましたか?
善西寺の朝のルーティン、是非以下YouTubeでご覧ください。
Morning rituals of the temple’s chief priests are held without holidays /1日も休むことなく行われるお寺の住職の朝の勧行
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Prelude Op. 28, No. 15″Raindrop”
Frédéric Chopin
